ぼっちオタクの気ままな日常

ぼっちな特撮オタクが気ままに語るブログです。

ニチアサ感想4/21分(アギト!アギト!アギトォォォ!!)

スーパーアギトターイム!!

 

どうも、最近イラスト制作で肉体をすり減らしている系オタクです。定期企画ことニチアサ感想、4/21分になります。

 

まずはリュウソウジャー。

 

一言で言うなら「話は上手いが戦闘のベクトルがズレてる」傾向がありますね。

 

各々の熱い思いをぶつけ合い、毒に侵されながらも懸命に抗う騎士達が遂に結集、雄々しく名乗り「5本の剣」となった・・・ところでロボ戦の流れはアホかとしかw

 

王道をやるなら王道なりに工夫しろというのに、盛り上がる生身戦闘の比率が少なすぎて消化不良です。未だに5人合体バズーカ(もしくは必殺技)みたいなの出てないし。

 

まあドラマと映像の水準自体は高いので、まあ今後に期待ですかね。(バンバさん好き)

 

・・・さて、Ready to go, Count zero!!仮面ライダー・・・AGITΩ!!

 

お帰りアギト!!

 

いやあ冒頭から多数の敵相手にスマートな立ち回りを見せてくれました。

 

グランドフォームの流れるような徒手空拳でフォームチェンジの隙を作り、複数人をストームフォームで薙ぎ払い、数が減った所にフレイムフォームが残りを切り倒す。

 

グランド→ストーム→フレイムと本編の登場順での展開で、多数の敵に囲まれている為基本形態のまま対応→攻撃を回避しつつ後方へ跳躍し距離を取り、フォームチェンジの準備を整える→素手の相手に対し最もリーチの長いハルバードを選択→大振りで敵を圧倒し、三体を一気に薙ぎ払う→すぐさまフォームチェンジし取り回しに長ける剣に武装を変更→素早い動きで優勢のまま2体を切り倒す→グランドに戻らずそのまま剣のアドバンテージを活かす事を選択、と戦術的にも恐ろしい程の最適解。

 

クロスホーンやハルバードの展開などの細かい演出も凝っていて、ここどう考えても2分にも満たないシーンの情報量じゃねえw

 

ツクヨミが人質にされた事で奪われたアギトの力。それをアナザーアギトに埋め込むアイデアは素直に唸らされましたね。

 

超能力もギルスもオリジナルのアナザーアギト(木野さん)も、全て「アギトの力」である事に変わりはない為、翔一君の力を埋め込めば我々がよく知る「仮面ライダーアギト」の姿に変わるのも頷けます。翔一君のお姉さんも確かあのアギトになってましたしね。

 

おじさんとの絡みは笑いましたし(微妙な表情の変化で腹筋を殺しにくるのやめて欲しい)、翔一君が掴み取った未来の結晶ともいえるレストランAGITΩにツクヨミを招くというのも粋な演出。

 

真魚ちゃんの客演も「謎の力を持つ故に狙われながらも、記憶喪失である翔一君を支えたヒロイン」という神憑り的なチョイス。まあもうちょい出番が欲しかった気もしますが。小室さんもですが、贅沢な悩みですw

 

「記憶喪失だけど前向きに生きる」という一般的な記憶喪失キャラとは異なる造形のキャラクターである翔一君。

 

望まぬ力を持ちながらも、その力を人を守る為に使った彼は、記憶喪失で自らの力に悩むツクヨミを導く存在としてこれ以上ない程の適任者でした。

 

本名である「沢木哲也」を名乗ってくれるという感慨深い演出(しかもその上でトリニティフォームになる)もあり、G3装着というサプライズまで見せてくれてもう完璧ですね。

 

ジオウの物語としても「タイムジャッカーとツクヨミの力の謎」と「ツクヨミとスウォルツの関係」という大きな謎がクローズアップされて好印象。

 

地を埋め尽くすほどのアナザーアギトの群れに対し、ジオウⅡの未来予知とゲイツリバイブ豪烈疾風、そしてウォズのミライダーの力をフル活用した戦闘はカメラワークCG共に迫力満点で高水準。

 

ツクヨミも「誰かを助け、より良い未来を作る」為に力を使い、翔一君の窮地を救うヒロインっぷりを見せてくれ、盛り上がってきた所でアギトのライドウォッチを奪還。

 

本人がライドウォッチを使ったらどうなるかという疑問に答えるように力が復活し10数年ぶりのアギト、変身!!(このシーンだと右肩直ってましたね)

 

満を持してジオウトリニティとアギトトリニティフォームが並び立ち、まさかまさかの「Beleive yourself」が流れ出す神演出!! 

 

1話から処刑用BGMとして流れた挿入歌の使用というとんでもないサプライズ。主題歌ではなく、あえて挿入歌であるこの曲をチョイスするのがニクいですね。

 

beleive yourself(自分を信じて)という記憶喪失であるツクヨミや後輩であるジオウ達へのこの上ないエール。

 

言葉では言い表せない位、胸に熱い思いがこみ上げてきました。

 

戦闘面もストームハルバードをブーメランのように飛ばす新戦術に、両手持ちでド派手なエフェクトで敵を一掃するトリニティフォームに、敵に剣を突き刺したまま武器を組み換えそのまま強引に必殺技で薙ぎ払うジオウトリニティと新鮮で見応えのある画でした。

 

アギトが1本から2本、ジオウが2本から1本と、同じ武器2本持ちでも演出が差別化されていた所は好印象です。

 

ライダーダブル(トリニティ)キック(シュート)もクロスホーン展開から紋章を召喚し力を貯める“ 静 ”と派手で上半身が代わる代わる映るトドメ演出の“ 動”のバランスが秀逸。

 

Movie大戦のクライマックスに比類するレベルの見事なトドメでした。(欲を言うとキック後の残心も欲しかったけど贅沢すぎですね)

 

翔一君との別れも希望を感じさせる明るいシーンに仕上がっており、まさにジオウという作品が「明日へ」向かったような、そんな素晴らしい回でした。

 

やっぱアーマーという制約がないと自由にできるんですねー。販促の都合とはいえ、ちょっと勿体無い気もします。

 

さあ、次回のレジェンドは響鬼から響鬼になった京介と轟鬼さんが登場。ともに鬼の後継者である彼らはジオウ達とどのような化学反応を見せてくれるのか楽しみですね。(願わくば明日夢君と斬鬼さんに触れてくれ)

 

いやー、大大大満足の客演でした。

 

というわけで以上、4/21分ニチアサ感想でしたー。