ぼっちオタクの気ままな日常

ぼっちな特撮オタクが気ままに語るブログです。

劇場版ルーブ感想1(ネタバレ&考察あり)

ギンガが水ってどういう事だ!

ゼロはどこに行った!

ルーブ!!

・・・どうも、お久しぶりです。ぼっちオタクです。

いつもノリで名乗っているこの挨拶ですが、今回はなんとガチになってしまいました。

本日、私ことSORANの劇場版ルーブ視聴ですが、私以外の視聴者は、0人でしたー。

・・・驚き桃の木山椒の木。いやまあ平日の月曜日なので不自然な訳でもないのですが、人生初の経験に戸惑っております。

春休みとは何だったのか。

閑話休題

「劇場版ウルトラマンR/Bセレクト!絆のクリスタル」、Twitterが賛否両論の嵐でしたが、ぶっちゃけ面白かったです。

終盤どころか冷静に考えると本編以前から「長男」という役割に、そして本編では「ウルトラマンロッソ」という重圧を背負った事で、自分を押し殺し夢を追う事を諦めてしまった人物であるカツ兄。

その為か本編の後半はアサヒと御剣を中心に進み、ぶっちゃけカツ兄とイサ兄は若干影が薄めでした。

そして迎えた劇場版、テレビシリーズの流れのまま宇宙考古学という目標に突き進むイサミに、美剣や大切な家族に助けられた経験から看護師を目指したアサヒ。お店を続けている父さんと一時的に社長を継いだ母さん。

自分以外の家族は自分の道を歩いているのに、自分とは、自分の夢とはなにかと迷うカツミ。

前半の野球回や兄弟喧嘩でちょくちょく触れられていた「家族の為に大学進学を諦めた」という過去が(ようやく)拾われて溜飲が下がる思いでした。

・・・いやまあいきなりビルに突っ込んでたのは笑いましたが、テレビシリーズだと若干もたれ気味だったコメディとシリアスのバランスに関しては秀逸だと感じました。

初見はギャグシーンなのに、それが市民に被害をもたらした事でウルトラマンへの批判に繋がる。

自分だけでなく、ウルトラマンとしての自分にも疑問を抱く事でカツ兄が揺らいでしまうという流れは結構好きです。

・・・若干力技ではありましたが。

まあリクくんは大分サラッと出てきてびっくりしましたけどね。エックスさんかお前は。

ベムQコンビに対する変身シーンでは、お互い気まずそうに走り去るのが面白かったです。

会社は違いますが、平成ジェネレーションズのタケル殿と永夢先生を思い出すやり取りでしたね。あちらは面識があった事で招待に感づきましたが、意外とヒーローの出会いとは難しい物なのでしょうか。

ベムQコンビ、冗談で言ってたらホントにゼロファイトと同じ戦術使ったのは笑いました。

ゼロはどこだ!!

ここで湊兄弟がペガを助けるのが、最終決戦の構図と対比になっていて面白いですね。・・・まあ肝心の合体技が洗濯機アタックでしたけどw

というか、今回の映画は対比が多かったのかなとも思ってたり。

かつて家族を離れ離れにした時空間装置でカツ兄を助け、兄弟の窮地に妹が覚醒し、最初の戦いでルーブがジードの友を助け、最終決戦ではリク君が湊兄妹と家族を助ける。

特にペガ君への対処はジード1人だと詰んでましたし、最終決戦ではリク君の激励がなければアサヒは確実に折れていました。やっぱり助け合う新ヒーローとレジェンドヒーローの図は良いものですね。

・・・あれ、でもこれ形的にはお互いがお互いのヒロインを助けている・・・?

つまりペガくんはヒロイン・・・?

ま、まあそれはともかく、そろそろ今回の敵枠の話にいきましょうか。

まずは怪獣枠であるスネークダークネス。

????「いい厨二病だねぇ・・・。」

???「シェパードン!?」

・・・とかなんとか色んな誰かが叫びそうなデザインですが、意外と違う部分も多かったりするこいつの真実は、何もかもが皮肉の塊な白き闇の蛇。

そもそも、白い蛇が日本では縁起のいいものであるのは結構有名な話です。実際検索するとすぐに逸話が出てきます。

様々な意味の中からいくつか例を挙げると「弁財天の使いとして富をもたらす、水神としての伝説を持つ、脱皮をする事で再生する、」などがあります。

不条理な社会を前に引きこもった青年。彼が必死に燻らせている夢の結晶であるデザイン。

それを世に羽ばたかせ、子供達に夢を与え、成功という名の富と、文字通り脱皮するように自分の人生を再生させる事を願った彼の作品。

そんな彼の希望の象徴が、異次元の悪魔によって利用された。皮肉にも自ら名付けたダークネスを体現する、夢どころか死と絶望を運ぶ闇の化身として。

笑いたくなるような悪夢ですね。

え?水神要素はどうしたって?それはあれですよ。水のクリスタルの事ですよ(しつけえ)

後もうひとつはシンプルです。アダムとイブをそそのかした蛇が、今度は人間を超えた存在、ウルトラマンという名を冠する悪魔にそそのかされる。

本人の悲痛な叫びと意外な程の健闘っぷりも相まって、中々印象の強い敵でしたね。

次にトレギアさんなんですが、何分謎が多すぎるのと予想外に長くなってしまったので、ここらで一旦記事を分けようと思います。

次はトレギア、リクとペガ、中盤からの戦闘とグルーブについて触れていく予定です。

それでは一旦この辺で。

遂に真と化したぼっちオタクがお送りしましたー。